チアシードの食べ方

栄養価や美容・健康効果が高いチアシードですが、正しいチアシードの食べ方を知っていなければ充分な効果は発揮できません。
一見したところ小さめのゴマにも見えるチアシードですが、実はそのままゴマのようにして食べると体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
生のまま食べると玄米などにも含まれている発芽毒で人の体のエネルギー代謝に関わるミトコンドリアにとって毒となってしまいます。

また、水分を吸って膨張する性質があるので、生のまま摂取したチアシードが喉で水分を吸って膨張して窒息という事故も実際に起きています。
栄養分を壊さないためにも42度以下の10倍以上の水に12時間以上浸すと、それだけで無毒化できます。

毎回12時間以上待つのでは面倒ですが、一度ふやかしたチアシードは冷蔵庫で約一週間の保存がきくのである程度まとめて作っておくと便利です。
容器は何でもかまわないので、蓋やラップなどで埃や雑菌を防ぎましょう。

チアシードには殆ど味はありません。
主に食感のぷるぷるがあるだけで、そのぶん喉越しがよくすいすいと入っていってしまいます。
食感として近いのは、ココナッツミルクに入っていることが多い小さなホワイトタピオカです。
ホワイトタピオカは茹でて水にとるという手間がありますが、チアシードなら水で戻すだけです。

しかも、ホワイトタピオカもブラックタピオカもどちらもキャッサバというイモのデンプンなので、ご飯の2倍のカロリーでダイエットとしては全くの逆効果です。
同じ食感を楽しむなら、タピオカより断然チアシードをおすすめします。

チアシードを食べる時間帯はこれといって決まりはないのですが、夜に食べるのが良いと言う意見が多くあります。
その理由はチアシードの腹持ちの良さです。
夕飯時にチアシードをプラスすることで満足感が持続し、ついつい手を出してしまいがちな夜食にストップをかける効果が期待されます。

ブラックチアシードは10倍、サルバチアシード(ホワイトチアシード)なら14倍にチアジェル部分が膨れるので満腹感があり、単純に夕飯の量を減らすだけでは我慢できなかった夜食やデザートに手を出しにくくなります。
また、どうしても食後のデザートは我慢できないという場合はヨーグルトにチアシードをトッピングすることでかさ増しをして、満足度アップ&カロリーダウンを図りましょう。

様々なものに混ぜ込んでも味を変えないチアシードですが、水に浸したチアシードを暖かいものに加える場合は注意が必要です。
40度以上の加温で一部の栄養素が壊れてしまうのです。
中でもチアシードに含まれているオメガ脂肪酸3は油なので、40度以上では酸化してしまいます。
ダイエットに効果があるとされるオメガ脂肪酸3には、代謝を促進し脂肪燃焼を高める効果があるので是非とも摂りたいところです。
しかし、冬場などはどうしても温かいものを食べたい。

その場合はサルバチアシード(ホワイトチアシード)なら加熱にも強いと言われているので、こちらを活用しましょう。
ダイエット効果もサルバチアシード(ホワイトチアシード)の方が高いといわれていますが、ブラックチアシードに比べるとやや高めの値段設定で、収穫量もあまり多くないことから店頭では品切れの場合も多々あるようです。
確実に手に入れるには、インターネットが良いでしょう。
冷たいものにはブラックチアシード、温かいものにはサルバチアシード(ホワイトチアシード)という風に使い分けている方も多いようです。

ゴマのような形状から焼き菓子などに混ぜ込んで焼き上げたりサラダにトッピングする方もいますが、あまりおすすめ出来ません。
先述した発芽毒でのミトコンドリアへの悪影響もですが、食べた後に胃の中で水分を吸って膨張してしまうので、充分な効果を発揮できないのです。
胃の中の水分をチアシードが吸ってしまうことによって、便秘にも繋がってしまいます。
混ぜ込んで焼く場合も40度を超えてしまうのでオメガ脂肪酸3の効果はあまり期待できません。
それでもカルシウムや鉄分などの栄養素に関しては問題なく摂取できますし、熱に強いとされるサルバチアシード(ホワイトチアシード)を使うほうが良いでしょう。

チアシードスムージー

水に浸してジェル状になったチアシードをスムージーに入れるというもので、ダイエットと美容への相乗効果が望めます。
グリーンスムージーの場合、野菜と果物を6:4、それに水を加えてミキサーにかけたものです。
ミキサーで攪拌することで細胞壁を壊すので栄養素や酵素を効率的に摂取できます。

食物繊維も豊富に含み便秘の解消ができることからデトックス効果が大きく、健康的に体内から綺麗になれるダイエットとして人気があります。
ミキサーにかけているので夜食として飲んでも消化に時間がかからず1時間程度で胃を通過できる反面、腹持ちの悪さがデメリットでした。

しかし、チアシードをスムージーに加えることによって膨満感と腹持ちの良さがアップ、栄養価も格段に上がるので、ただ体重を落とすだけではなくて必要な栄養素は摂りながら綺麗になれると好評です。
芸能人のブログなどでもチアシードとスムージーの組み合わせは多く紹介されており、レシピも豊富なことから続けやすいのも特徴です。

小松菜とバナナのチアシードグリーンスムージー

バナナ一本と小松菜1把、水100ccをミキサーにかけてスムージーをつくり、最後にチアシードをトッピングします。
苦手でなければ小松菜を増やしてもかまいません。
バナナの甘みでグリーンスムージー初心者の方にも飲みやすく、王道のレシピと言えます。
バナナに含まれるビタミンB2やB6は健康な肌や髪を作りますし、肌の基礎代謝アップや肌荒れ予防、潤いやハリを保つ効果もあります。
ポリフェノールも含まれており、肌の酸化を防止します。

小松菜はほうれん草に比べると栄養価が落ちるイメージを持たれがちですが、実際はビタミンAならほうれん草の5倍、カルシウムでは4倍も多く含んでいます。
ビタミンCも豊富に含まれていて、茹でてあく抜きしなければならないほうれん草よりも効率よく摂取することが出来ます。
野菜の中でもトップクラスの鉄分を含んでおり、チアシード含まれる豊富な鉄分と合わせると貧血に悩む女性の大きな助けになってくれることでしょう。

キウイとりんごのチアシードスムージー

ややデザートよりで、おやつ代わりにもなりそうなスムージーです。
キウイ一個、りんご4分の1個、水または牛乳が100ccでミキサーにかけ、最後にチアシードをトッピングします。
キウイの種の粒感とチアシードのプルプルした食感が楽しく、チアシードの見た目に抵抗のある方でもキウイの種と混ざってしまえばどちらか分かりにくいので飲みやすいのが特徴です。

キウイには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が豊富に含まれていて、腸内環境の改善が期待できます。
果物の中でもキウイはトップクラスの栄養を誇り、美と健康に欠かせないビタミンCを豊富に含んでいます。
ゴールドキウイならレモンの8個分以上のビタミンCを含んでおり、他にも妊活に欠かせない葉酸も豊富で妊娠期や授乳期の女性には積極的に食べて欲しいものです。

一日一個のりんごは医者知らず、と言う言葉にあるようにりんごは果物の中でも特に健康に特化した効能があります。
ビタミンやミネラルがバランスよく含まれており、中性脂肪を減らす効果や抗酸化作用(アンチエイジング)、便秘解消に効果的です。

チアシードにも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれており、キウイ、りんごの食物繊維を合わせると頑固な便秘の方でも1週間程度で改善の傾向が見られるようです。
美容と健康の両面で効果的なので、日ごろは外食が多い方や肉を好んで食べる方は、毎日とは言えなくともまずは休日の朝食をこのスムージーに置き換えてみてはいかがでしょうか。

甘酒と豆乳とチアシードのホットスムージー

甘酒100cc、豆乳100cc、お好みでみかん1個や生姜少々を入れてミキサーにかけます。
夏場などは冷たいままでも良いですが、肌寒い時期は甘酒と豆乳を人肌に温めておきましょう。
最後にチアシードをトッピングすれば完成です。

甘酒は飲む点滴と言われるほど栄養が豊富な日本古来からの飲み物で、疲労回復や美容効果がたっぷり含まれています。
中でもコウジ酸はシミの原因である過剰なメラニンの精製を抑制するのでシミやくすみを防ぐ効果があります。
また、頭皮を若返らせ美しい髪を作るともいわれており、ヘアケア効果も期待できます。
ビタミンBも豊富で脂肪燃焼効果が期待でき、意外と甘酒のカロリーは低いのでダイエットのサポートにもなります。

豆乳は極めて消化吸収率が高く、良質なたんぱく質と脂質を豊富に含んでいます。
豆乳はチアシードと同様に必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、更にコレステロールを下げる効果もあります。
また女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きをするイソフラボンも豊富で、生理不順や更年期といった女性ならではの悩みのサポートをしてくれます。

様々な美容系のドリンク剤が販売されていますが、こうして自分で作ったものほど新鮮なものはありませんし、手作りだからこそ新鮮な栄養素をしっかりと吸収できます。

スムージーは栄養の吸収率の高さが素晴らしい反面、ミキサーにかけてしまうので食感は単調になりがちで消化も早いので、そう長く時間がかからずお腹がすいてしまいます。
そこにチアシードを加えることで栄養価がぐんと跳ね上がるだけではなく、腹持ちや楽しい食感が加わるのでよりダイエットが継続しやすくなります。
チアシードは最後にトッピングするだけではなく、あの粒粒した見た目が苦手と言う方は他の果物等といっしょにミキサーにかけてもかまいません。
その場合はスムージー自体がすこしもっとりとした感じに仕上がりますが粒はほとんど分からなくなり、消化吸収率がアップします。

チアシードヨーグルト

ヨーグルトにチアシードを入れることで、乳酸菌+チアシードのジェル部分のW効果で便秘の解消が期待できます。
単に薬で便秘を解消するのとは違い、乳酸菌で腸内を正常な環境に整えますし、チアシードのジェル部分に含まれるグルコマンナンや食物繊維で腸内が一掃されるのです。
一緒にフルーツも取り入れることで更にビタミンや食物繊維がプラスされます。
腸内環境はダイエットと密接な関係があり、腸の善玉菌が劣勢になっていると代謝が落ちてしまうので痩せにくくなります。
また、長い時間腸内に便が滞ることによって、本来であれば便と共に排出されるはずだった毒素が腸から再吸収されてしまい、肌荒れなどのトラブルを引き起こしてしまいます。

チアシードとヨーグルトにより正常に戻った腸内では、チアシードの豊富な栄養素が正しく吸収されるようになるので、そこから一気に美容効果が現れてくると思ってまずは毎日お通じがあるようになるまで継続しましょう。

ヨーグルトに直接チアシードを入れてもプルプルにはなるのですが、ヨーグルトの水分量によってはかなり時間のかかる場合があります。
500gのパックでチアシードを浸して数回に分けて食べるのならばその方法でも良いのです
が一回の食べきりパックでそれをしていると手間ですので、
その場合は別容器で水に浸したチアシードをある程度まとまった量作っておいたほうが楽ですし、飲み物へのトッピングなどへも流用できます。

1パック使いきり チアシード&ドライフルーツヨーグルト

500gの無糖プレーンヨーグルト1パックに、チアシード大さじ2、お好みのドライフルーツを入れて24時間以上置きます。
チアシードとドライフルーツがヨーグルトの水分を吸うことで水きりヨーグルトのような濃厚な食べ応えになり、少量でも満足感があるのでダイエット中にもってこいです。
ドライフルーツは好みのもので良いのですが、王道はやはりドライマンゴーでしょう。
24時間ヨーグルトに漬け込むことでまるで生のマンゴーのような滑らかな食感に変わります。
他にもブルーベリーやパイン、レーズンもおすすめです。
パインのように厚みのあるものは48時間程度置いたほうがより生に近い食感になります。
ぷるんとしたドライフルーツとぷちぷちしたチアシード、水分の減ったヨーグルトはまるでレアチーズのようなので、癖になるおいしさです。

チアシードとフレッシュフルーツのヨーグルトパフェ

水でもどしたチアシードとお好みの果物、そしてヨーグルトを層になるように重ねていきます。
バナナが特に相性が良いので人気がありますが、キウイや柿もおすすめです。
この場合はプレーンヨーグルトでなくても構いません。
少々カロリーは上がってしまいますが、ストロベリーやピーチ、アロエのヨーグルトで作るとスイーツ感が増します。
朝食として摂るならグラノーラをトッピングするのも良いでしょう。
ダイエット中はなかなかスイーツに手を出すわけにはいきませんが、ヨーグルトとフルーツ、そしてそこにチアシードが加われば満足感と腹持ちの良さ、そしてなにより脂肪燃焼効果も期待できます。
つい甘いものに手を出してしまいそうなときは、チアシードとフレッシュフルーツのヨーグルトパフェで美味しく健康的に乗り切りましょう。


いつもの料理にちょい足しチアシード

チアシードは何も水で戻さなければならないとは決まっていません。
そのため、醤油やドレッシング、ケチャップに漬け込んで日常の食事に取り入れることも出来ます。
たとえば冷奴でもチアシード醤油にすることで栄養価がぐんと上がります。
ゴマを追加して更にぷちぷち感をアップさせるのもおすすめです。


ドレッシングに漬け込んだ場合、チアシードに味がしみているのでサラダとの絡みが良くなりますし、見た目のアクセントにもなります。
ケチャップなら、オムライスの上にかける量をチアシードケチャップに変えることで、ご飯ものに不足しがちな食物繊維を補うことが出来ます。

こういった風に、無味無臭のチアシードは様々な形で日常生活に取り込むことが出来るのです。

飲み物全般へのトッピングも出来るので、ペットボトルのジュースを少し飲んで減らしてからチアシードを入れて24時間置いておけば、手軽に飲むこともできます。
この場合、直接口を付けて飲んでしまうと雑菌が繁殖してしまうのでコップに移すか、冷蔵庫保存で当日中に飲みきるほうが良いでしょう。
炭酸飲料はあまり向いていないのでりんごジュースなどのシンプルなもので作るのがおすすめです。

ただ痩せるだけできれいなスタイルになるわけではありません。
体の中からスッキリして、必要な栄養をきっちり摂ってこそ本当にきれいなスタイルに近付くものだと思います。
スーパーフードのチアシードレシピを上手に活用して、内側から輝くきれいを手に入れましょう。